【米国株投資】じっちゃまのYouTubeをフォロー。10月2日放送分を紹介③~質問コーナー~

株式投資
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前回からの続きです。

じっちゃまこと広瀬隆雄さんのYouTubeで話していた内容を要約しています。

今回はじっちゃまが投げ銭で寄せられた質問に答えているパートです。

前回同様あくまで個人の見解ですので投資は自己責任です。

結構時間が長いので気になった質問だけを掲載しています。


MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法

じっちゃまは、オプション取引に優位性があると思われますか?

ないと思う。ロビンフッドとかでオプション取引が流行っている理由は種銭が少ない弱小投資家でも遊べるという理由。危険な兆候。

小口投資家がマーケットを動かすことができるのかという事に関してプロの投資家は馬鹿にしてた。しかしマーケットメーカーも焦る事象が起こった。小口投資家達はSNSで情報交換して、みんな徒党を組んで一斉に買っていたから。

ロビンフッド現象でマーケットが動いた理由

個人の投資家のコールオプションに対してマーケットメーカーというプロが売り向かう。シタデル証券やサスケハンナ証券など。

これらの証券会社は価格が上がってくるとヘッジとして現物を買わなければならない。そのマーケットメーカーのヘッジの買いで株価がどんどん上がっているという状況が起きた。

なぜ少ないポジションに対してマーケットメーカーが苦しいポジションに追い込まれたかと言えば、みんながレディットなんかのチャットルームで示し合わせて買っているからだった。

なのでシタデルとかサスケハンナも今はチャットルームを一生懸命読んでいる。やばいと思ったらすぐ対応している。

現物とオプションのリスクとは

上で働くレバレッジは価格が下がってきたときも効いてくる。なので下がってきたときはヘッジする必要がないのでマーケットメーカーの怒涛の現物売りが来る。

僕に言わせればそういうトレードも面白いと思うしやっても良いが、期間のある投資対象、つまり先物の限日、オプションの期日などのある投資対象はゼロサムゲーム。

なぜなら期日が来たら売った人勝った人が集まって清算するから。期日のない投資対象、例えば株式は期日のない債券だと思ってください。

債権には期日がある。無限に期日が来ないという事はゼロサムゲームではない。プラスサムゲーム。参加者全員が長期で見れば大体儲かる。

すると自分の腕前を過信してゼロサムゲームでも勝ってやるという人が出てくる。気概を持って相場張るのは立派だけど、あなたの買い注文を付け合わせているのはシタデルやサスケハンナのカリスマトレーダーたちだという事。

じっちゃまが現役時代に見たこと

SGウォーバーグが90年代の半ばにシカゴのオコナーパートナーズというヘッジファンドを買収した。オコナーはオプションのマーケットメーカーだった。

当時はオコナーとサスケハンナが両巨頭だった。シカゴのトレーディングルームに行ったことがあるがハチの巣型になっててアルゴリズムでプライス決めてやってる。

こんな連中と勝負しても勝てんわと思った。そういうゲーム。僕だったらそういう不利なゲームはやりたくないと思う。

9月に推奨していたDAL、GM、TPRなどのバリュー株は10月以降もまだ買いでしょうか?

その辺の銘柄は安い。しかしトランプ大統領の件でセンチメントが暗転したら売られやすい。

新しいニュースに対しては素直であるべき。自分の持ったシナリオは捨てていい。戦況が変わったから。砲声が鳴り響いた瞬間に綿密に練られた戦略は捨てなければならない。自分の戦略にこだわるとインパール作戦が始まる。

良い出動タイミングに悩んでいます。10月中に底値をつけるとの予想ですが、9/2高値からの下落率はレンジで何%〜何%程度を見込んでいますでしょうか? 


一回下げてもう一回陽線が出て前日よりも出来高が高い事をフォロースルーデーという。

IBD(インベストメントビジネスデイリー)という地場新聞に2日前にフォロースルーデーが出てポジティブに転換しているとの記事が出ていた。

でも今日下げが来るとポジティブ転換を撤回すると思う。プロもその日その日の動きを注目して毎日コロコロ意見を変えています。

自分で予定なんか立てないでください。観察には価値がある。マーケットのメッセージを聞き届けるその習慣をつけてください。

Zillow(ZG)に興味をもっています。前回決算のEPSと売上高はOKで第3四半期のガイダンスがかなり悪かったように記憶しています。住宅市場は盛り上がっているようでZGの株価も上昇しています。広瀬さんはZGの成長性をどのようにみていますでしょうか。

面白いかもしれない。住宅市場全体の盛り上がりは前回の決算発表の時よりは良いと思う。

Zillowの賛否両論ある部分を説明すると、昔のビジネスモデルはデーターを提供してそれの上にサイト上に不動産ブローカーの人に宣伝を出させて、そのリテーナー(コンサル料?)で儲けるというモデル。

最近は自分でも住宅を売ったり買ったりすることを始めている。それに対してリスクあるというアナリストもいるし、そうじゃないZillowが一番データー揃ってて特別有利なポジションにいるからをれを利用させれば良いとポジティブにとらえるアナリストもいる。

これまで成果は出してる。次の決算ももしかしたらトレーディングゲインが出るかもと思っている。

SPAC銘柄暴落への警告ありがとうございました。無事逃げれました。しかしDPHCやDKNG,SPCEなどに買い戻しが目立ちます。SPAC銘柄への再参入は考えておられますでしょうか?

当然考えている。この前のコールは一回限りの物。

パランティア(PLTR) は9ドルからインしてますがホールドですか?

僕だっらある程度の所で降ります。ワンチャンス狙いだったから。売り出し目論見書の情報開示が不備だったという悪いニュースが出てるから。

エイミーコニーバレットさんが最高裁判事に指名されました。彼女が承認された場合、最高裁判事の構成が保守6リベラル3で圧倒的に保守にかたむきます。その場合アメリカ社会や政治にはどんな影響が考えられますか?

近年共和党の大統領によって指名された最高裁判事の実際の凡例を見てみると、ほとんどが中道に行っている。実際は真ん中に集中している。

エイミー・バレットもガチガチの保守と報道されているが、彼女が言っているのは憲法の精神建国の精神に立ち返って考えた方が良いという主張。

法律というのは議会が草案を起草してそれを可決して署名するのが基本。しかし近年では立法府のプロセスがまどろっこしい、という理由で最高裁に圧力かけて最高裁の判例をベースにした法律解釈を作ってしまおうという風潮がある。

それを彼女を嫌っている。本来国は法律で運営されるのが王道であって、最高裁の判例によって決めるのは邪道というスタンス。

現在RKTとフォーティネットを持っているのですがホールドで良いですか?

RKTはボラタイルな銘柄。業績がすごくよくなるかもしれないがちょっとしたことで下がるかも。

RKTは業界NO1の住宅ローンオリジネーションの会社だが以前は主に銀行がやっていたような業務。その銀行はすでに足抜けした。それくらいやばいビジネスという事。

RKTも住宅ローンを他の会社に転売している。本質的にずっと抱いてればよいというビジネスではない。

ロケットカンパニーについての過去記事はこちら

 

ESG投資銘柄は何が有望とお考えでしょう?PLUGを先日切ってしまったので物色中です


先日のプラグパワーのアナリストデー。新しい顧客が発表されたが、それより重要だったのが、ヨーロッパ進出に対して議論がなされていた事。

ヨーロッパではユーロボンドを出して資金調達をする。その金の3分の1をグリーンエネルギーに投資するとりわけ電解層、コンデンサに投資すると言われている。だからプラグパワーが取りに来ている。

SSSS(SURO CAPITAL)下がってますが売りでしょうか?

理由はパランティアを持ってるから。上場後、大相場になるかと思ったらならなかった。しょぼいデビューだった。

EPS算出するとき特別利益とか特別損失は気にしないですか?

除外するのが基本。

売り出し目論見書はどこで見ることができますか?

SECのエドガーというサイトで確認するようにしている。secgov edgarで検索。多分こちら

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