【米国株投資】じっちゃまのYouTubeをフォロー。8月20日放送分を紹介②~質問コーナー~

株式投資
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前回からの続きです。

じっちゃまこと広瀬隆雄さんのYouTubeで話していた内容を要約しています。

今回はじっちゃまが投げ銭で寄せられた質問に答えているパートです。

前回同様あくまで個人の見解ですので投資は自己責任です。(広瀬さんは自己責任という言葉は嫌いだそうですが😂) https://www.youtube.com/channel/UCUBsNuW9TFDO5TNIc6OnLww


MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法

NVIDIAがARMを買収した場合短期、長期に株価に与える影響はあるか

あまりないと思う。買収するロジックがあまりないように思う。どちらの会社も悪くないがNVIDIAがピカピカの会社なのでNVIDIAの株主からするとARMなんか買っても仕方ないとの声も一部聞こえてきてる。

政策金利が超低金利で金融相場が長くなるとの話ですが、今までは金利に十分な下げ幅があったが今後も続けられるのか

アメリカの政策金利レート(フェデラルファンドレート)はレンジで0から0.25%、非常に低い最低金利に来ている。完全0パーセントはできない。

政策金利はゼロに来ちゃっている。結論から言うと金融相場は続けられる。

なぜなら①長期にわたってゼロ金利を続ければよいから。②例えば米国財務省証券を買い入れる、住宅抵当証券を買い入れる、その他社債を買い入れるといった量的緩和政策(QE)をやればよいから。

金利を下げるだけが方法ではなくQEも含めた金融相場が続くとの予想。

ファストリーの決算。今回アップサイド分が通年の売り上げガイダンスの数字にONされていないと言われ、その後ファストリーの決算良いといっていた どう理解すれば良いか

ファストリーの決算は良い決算だった。EPS、売上高、ガイダンス、コンセンサス予想を上回るという基準はクリアできてた。

しかし投資家が期待したほどのアップサイドではなかった。良い決算であることに変わりはない。

一般論として、コンセンサス予想を上回ったかどうかが一番重要な基準。決算の後は細かい議論が色々出てくる。

例えば今回売上高に占める従量課金部分が大きかった。tikitokの利用が増えたのでファストリーの業務も増えたが、これは一時的な物でサステナブルでないのでは、tiktokのオーナーが変わった場合ファストリーを使ってくれないのではという懸念が出ている。

そういうのはこまごました議論。大事なのは決算。何か月か経つと細かい議論は忘れて良い決算かどうかだけが後に残る。心配してない。

9月7日にモデルナ バイオンテック売りは変わらないか

9月の第1週まではニュースは出ません。その間は遊べるという表現をしていた。

ワクチン株は博打。ワクチンは創薬開発で最も難しい。当然承認されるという安易な気持ちで持って欲しくないという気持ちがある。それ以降は責任持ちません。

だけどこれまでのニュースを見ると完全試合、良いデータだった。大多数に使った場合どうなるかが分かっていないだけで抗体やT細胞などは出来てきている。

普通に考えれば効くだろうと言われている。ウォール街としては大幅に話を差し引いてこれらの株を取引しようとしている。

モデルナは政府から24億ドル受け取っていて、売り上げに立てて良いことになっている。効こうが効くまいが、時価総額対売上高比でみると11倍くらいで取引されている。

成長株は11倍のPSRは普通のバリュエーション。FDAから承認されれば追加注文がある。5倍くらいの量になる。これらの材料は今は全然株価に入ってない。

ウォール街もワクチンが成功するというストーリーは株価に織り込んでいない。良いニュースがでたら株価上がると思う。株価は見ていなくてニュースの方を見ている。

臨床結果が問題なければFDAから承認されるか その際ホテル等のリカバリー株は爆上げするか


FDAの長官が2か月前、米議会に呼ばれ議会証言させられた。どういう基準でワクチンの合格を決めるのかという内容。

ワクチンを投与することによって抗体ができたりT細胞ができたという事だけでは承認しないと明言。

3万人に対して臨床試験をして2つのグループ(ワクチン打つ、打たない)を比較して注射を打ったグループが陽性になる数が半分にならないといけない。

1回目の注射が8月第1週くらい。4週間の期間をおいてもう1回注射をうつ。9月の第1週頃。そこから観察期間が2週間くらいある。ニュースが出始めるのは9月の14日以降とかになる。

それまでに出てくるニュースはガセネタ。副作用が強すぎると使えないという事になり臨床中止になる事もありうるが、早くても9月下旬か10月に承認がでた場合、リカバリー株ははぶっ飛ぶと思う。

ワクチン株はほとんどダメだろうと思うが、成功したワクチン株はもっとぶっ飛ぶ。

今は非常にレアなケースが起こっている。今の臨床試験はバイオンテック、モデルナ、アストラゼネカが全く同じタイミングで臨床試験している。ユニークな状況。FDAとしてはリアルタイムで比較できる。

FDAとしてはどこかのワクチンがダメそうだというニュースを先に出すだろうか。一番効くワクチンにGOを出すのでは。

悪いデータにフォーカスするのではなく一番良いデータにフォーカスすると思う。その際、1社に承認出たとなったらその銘柄だけでなく他の銘柄も上がるのでは。全部が吹くというシナリオも想定していても良いと思う。

逆に1社がだめだったというニュースが出たら全部のワクチン銘柄が一斉に下げると思う。そういう物事の順番を考えて欲しい。

ホテル株とかも爆上げするだろうが、ワクチン出来なければそれらの銘柄は倒産のリスクもある。同じ博打を打つにしてもリスクがそちらの方が高い。

余談として、トランプは大統領選挙やる気ない。トランプオーガニゼーションというホテル網を世界中に持っているが厳しい経営を強いられている。

今回のコロナで多くの企業が支援金をもらっているが、もらえてない企業が1社ある。

それはトランプオーガニゼーションだけ。利益相反になるから。倒産しかかっている。トランプが再選してさらに4年大統領やると会社潰れるという噂。

トランプは大統領職をそんなに面白くない、めげてるといった気持ちなのでは。トランプオーガニゼーションは銀行団からはしご外されている。

グロウジェネレーション(GRWG)爆上げしてるが買いか

大麻の水耕栽培の機器を売ってる会社。小売業。スプリンクラーシステムや照明器具を大麻を大量に栽培しようとしてる業者向けに売っている。じっちゃまは買わない。ブームの時だからこそ成立するビジネス。ハイマージンでもない。

DPS、CFPS、EPS、SPSなど業績チャートは何のために使っているか

じっちゃまお手製で作っている。一番注目してるのはCFPS、キャッシュフローパーシェア(1株当たり営業キャッシュフロー)一昨年よりは去年が良くて去年よりも今年が良いという風に段々上がっているか見てる。

2番目はEPSの推移とCFPSの推移を見てEPSよりキャッシュフローの方が高くないといけない。

3番目はSPS(セールスパーシェア)。CFPS÷SPSのパーセンテージが15%以上あれば合格かな。

RXTについてどうか

ラックスペースという会社。昔はデータセンターのビジネスだった。新生RXTはマルチクラウドのサービスをやっている。

AWS、アジュール、グーグルクラウドなどを大企業の場合複数使うところもある。クラウド間のマネージメントをどうするかというトータルソリューションを提案する会社。 これらクラウドを統合するサービス を行っている。

AmazonがRXTを買収するという噂が出たので株価が動意づいた。議会から反発出ると思う。独禁法に抵触するのでは。

このインテグレーター(複数のシステムをまとめて機能させる事)は重要だがIPOは人気化しなかった。社員6千人くらいいて手作業の部分が多いのではと言われている。そういうビジネスは魅力的でないと思われているのでは。

ギリアドはリュウマチ薬の承認が得られなかったので株価下がっている ホールドで良いか

ホールドで良い。リュウマチ薬はあまり重要な薬でないと思う。HIVの一連の薬が主力なので重要では。

その他

・GLDはカップウィズハンドルの途中の局面との判断で良いか。
 →その判断で良い

・PLUGは上がっているがPOWI買い増しを考えているがどうか。
 →目先はPLUGの方が良い。POWIは決算発表問題なかった。株式分割したので株価が半分になっている。株数が2倍になって株価が半分になっていて、個人投資家でも将来買いやすいようにしている。株式の価値には一切影響しない。

・FOMCの発表があるがが金融相場継続という理解で良いか
 →何も変更は出ないと思う。

・インファイ株価下がっているのはファーウェイ問題か
 →そうではないと思う。ガイダンスからはファーウェイの数字を除外してあると説明していた。

・モータリーフールの有料サービスを参考に銘柄選択してるが決算の他に気を付けた方が良い事あるか。
→色々あるが言ってたらきりがない。決算によって80%位は決めていけばよいのでは。

・QQQは9月までに売った方が良いか
 →まだわからない。9月に考える。9月7日のレイバーデイ以降は新学期が始まる。そういう時は悪いことが起こるといわれている。9月下旬まで様子見て相場が下がっていたらトランプ負けるかなと考え始める。

・機関投資家が数日ごとにセクターローテーションを仕掛けて相場を揺さぶることはあるか。
 →ありません。ポートフォリオの回転率は(年金運用のポートフォリオなどは)1年間に1.3とか1.4回転しかしない。ポートフォリオ中身入れ替えは1年に1回もやらない事が多い。

続きます・・・


MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法

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