前回からの続きです。
じっちゃまこと広瀬隆雄さんのYouTubeで話していた内容を要約しています。
今回はじっちゃまが投げ銭で寄せられた質問に答えているパートです。
前回同様あくまで個人の見解ですので投資は自己責任です。
ズームインフォ（ZI）がノンギャープ決算を出す理由を教えて
ノンギャープ（Non-Generally Accepted Accounting Principles)とは為替変動や一時的コストを除外した会計基準のこと。
ZIだけではなく若いハイテクの会社はノンギャープで決算の案内を出している。
アナリストは会社の業績は調べられるが株価の今後の値動きは予測不可能。経営陣も。ギャープという会計原則だとストックオプションも加味しないといけないが株価は変動するので、その制度、慣習が間違っていると思う。ノンギャープの方が分析しやすい。他の会社もやっているがずるや怠惰ではない。
キャッシュフロー、ZIの今期は2530万ドルだったが、別の数字を指名していてアンレバードフリーキャッシュフローは52020万ドル（？）だった。そっちも見て。
（じっちゃまの説明が私には理解しきれてない所もありますが、なるべくそのまま記載しています 😌）
アドマーはホールドで良いか
良いと思う。ワクチンのビジネスとプラズマ（血漿）のビジネスは違う。ワクチンは当たれば爆益が出るが、プラズマは少しづつしか伸びない。
採血センターをオープンして、完治した人に来てもらって血を取って遠心分離機にかけてといったプロセスがある。
プラズマ療法は有効と言われている。（疑問を挟む人はほとんどいない）ただものすごく手間がかかるし数が限られているのでビジネスがスケールしにくい。
バイオンテック抱いてて大丈夫か
大丈夫
第2四半期 EPS予想-0.09ユーロ に対して結果-0.38ユーロ
売上高予想8452万ユーロ に対して結果 4180万ユーロ
売上高成長率前年同期比プラス62.0％
数字悪いが関係ない。まだ製品がないから。だれも決算の数字は見てない。
航空株、銀行株、クルーズ株などに明るい兆しはあるか
今のところない。マリオットの決算発表はひどく悪かった。ある時点そういったリカバリー株は買っていかないといけないと思うが今じゃない。
ワクチンが承認されたら買おうと思っている。ペントアップ・デマンドという言葉がある。
浜町SCI用語集より
ペントアップ・デマンド。pent-up-demand. 市場環境の変化において、消費者の態度が遅れて現れること。. 経済の周期性や不況からの急速な回復要因などを説明するために用いられる。. 景気後退期には、すべての消費者の需要が消滅するのではなく、pent-up（繰越）される部分も多く存在する。. そのようなペントアップ・デマンドは、景気回復期に一気に需要として顕在化する。
もう大丈夫というムードになったらガラッと雰囲気が変わって上記銘柄がブームを迎える可能性も無きにしも非ず。
華麗なるギャツビーという映画の舞台は1918年のスペイン風邪の流行の3年後の話。今の反動でマニック（躁状態）な局面が来るかも。
RCI（RICK)というストリップの会社をじっちゃまは指標にしている。
ファストリーとリボンゴヘルスはホールドで良いか
良いと思う。リボンゴはテラドックと合併するがそれ以来下げている。嫌気された理由は
①リボンゴの決算は良い決算だったのにたいしてテラドックの決算は数字が汚かった。リボンゴの株主としてはテラドックと一緒は嫌だと思われている。株式交換合併は比率で決まるのでお互いの株価がペッグされる性質がある。（一方が下がるともう一方も下がる）
②この買収は成就するとは決めつけていない。なぜなら株価が急落していて株主から嫌気されている合併だから。
株式交換合併の場合それぞれの株主の承認が必要。株主総会でNOを突き付けるかも。破談になると株価上がるかも。
リボンゴヘルスは患者をモニターするデバイスがある。リボンゴは患者との距離が近い。糖尿病、うつ病とかずっとモニターしないといけない疾病の顧客が多い。 テラドックは少し違う。
テラドックは初めての利用者が増えた。多くは継続顧客になるだろうが、一部は失うかも。安定顧客が少ないが増える時もある。 良い買収だと思う。 お互いに補完できるのでは。
ZIはリンクトインありきのサービスモデルでリンクトインはアメリカイギリスしか定着していないようなのでグローバル展開が厳しい気がします。
それはその通り。ただアメリカのマーケットの成長余地は馬鹿でかい。
ギリアドはここまで遊べる、ここで売りなどのポイントはありますか
スプレー式のレムデシビルがいつ承認されるかが次の大きなポイント。
元FDA長官スコット・ゴットリーブ の話では抗ウイルス薬をワクチンみたいに新型コロナにかかった無症状者にアグレッシブに使うべきとの事。平たく言うとスプレー式レムデシビルを使えという事では。
それが出てくればまた動意づくのではと考えている。
金融相場なのに2番底来るという人がいるが？
9月のレイバーデー明けは相場のセンチメントが変わりやすい そのタイミングでトランプ大統領負けるかもという市場参加者が心配し始めたら相場が下がるかもと考えている。
米中関係悪いがアリババ（BABA）は割安に感じるか
yes。バイデンの副大統領候補が決まる。バイデンが大統領になったら米中関係が雪解けになる可能性がある。
外交には2つのレイヤーがあって一つは議会レベルでの対外関係。もうひとつはホワイトハウスの考え方。
こと貿易に関しては議会も力を持っている。例として70年代80年代の日米貿易摩擦のころ日米関係は蔑ろだったかというとそんなことない。首長どうしでは仲良かった。しかし米国内では日本バッシングが起きていたのは議会の影響がある。
70年代に色々な立法がありスーパー301条項など可決されて関税の問題に関しては大統領が機動的に動けるようにした。
今トランプ大統領が強硬な姿勢を取っているが、70年代に成立した古い法案を使っている。
バイデンが大統領になったら関税などは全部ひっくり返るかもしれない。なぜなら大統領の一存でできるから。米中関係が悪いようだが上っ面でしかない。
バイデンも副大統領候補も中国の専門家ではない。しかしムードとしては米議会は中国に対してはアンチ中国なので一様に傾くわけではない。
アークのETFを日本でもサクソバンクで購入できることを知りました アークのキャサリンに乗ることは個人の戦略として良いか
いいと思う。ファンドマネージャーはキャサリン・ウッドという人。アークは最先端技術に投資する運用会社。運用パフォーマンス良い。
キャサリン自体はキャピタルグループという運用会社で長年研鑽を積んだ。今一番波に乗ってるファンドマネージャーの一人では。
クワイデル SQ データドッグ トゥエリオ決算良かったけど数日売り込まれているどうしてか
クワイデルは決算良かった。新型コロナのテスターが他社からも発売されるのを嫌気されたのでは。ただクワイデルのツールも使いやすい。
SQも決算良かった。スクエアキャッシュアプリで景気刺激策の給付金を受け取れるというサービスをやっていた。一時的に売上が上がったが投資家がそのことを割り引いて考えているのでは。
データドッグも決算良かった。カンファレンスコールの中で一部利用者がサービスの使用を絞り込んでいるという話があった。
サブスクリプションだが一部従量制の部分がありそれに対する不安が出た。それを投資家が嫌気したのではと思う。
トゥエリオも決算問題ないが逆に言えば素晴らしい売り上げもなかった。公募増資したが少しもたもたした。需給枠で動いたのかと思う。あまり心配してない。
決算良かった銘柄を売ってもっと良い決算出た銘柄を買っても良いか
それでも良いがじっちゃまはテンバガーに当たりたい。方法は短期での値動きを一切無視して、良い決算を出した銘柄を愚直に抱いておくこと。良い決算出し続けると短期では株価は乱高下するけど趨勢としてはどんどん上がっていく。
その他
・EBSは9月7日まで引っ張れるか → それで良いと思う。
・コロナ対策でお金をジャブジャブ流していますが、インフレ懸念は起こっていませんか。
→起こっていません。
・決算関係サービスのSTNEはいかがでしょうか
前回の決算は5/27
第１四半期 EPS予想0.77レアル に対して結果0.58レアル
売上高予想6.98億レアル に対して結果 7.17億レアル
今回の決算の予定は出ていない
・ゴールドどうか
→下げなきゃいけない要素は特にないと思う。
・BNTX HMYどうか
→両方とも買い
・BABA決算近いがテンセントやtiktokを見てると色々考えさせられる
→テンセントのWechat禁止するといったとかtikitokに関しても買収のニュースがあるので、この中ではBABAが一番安定感があるのでは。
・テスラ 含み損出ているがホールドで良いか
→ホールドで良い
・水素エネルギーの台頭によってテスラオワコンにならないか
→それはなりません なぜならマーケットが違うから
・キュアバックスのIPOに御三家が入っていないけど買いでしょうか
→何とも言えない ロードショー見たらおいおい紹介する
まだまだ続きます。
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