こんにちは。ハトです😃
今回もじっちゃまこと広瀬隆雄さんのYouTubeの要約です。
短期での米国株投資目的と自分の勉強の為に見ています。
話されていた内容を自分のためにもメモ代わりに要約して載せたいと思います。
興味がある方はぜひ本家の方のyoutubeの方もチェックしてください。
今回はバリュー投資についてです。
放送時間がNAGEEEEEEEE🤣 ので何回かに分けたいと思います。(3時間!!ダイジェスト的になるかもしれません)
なぜバリュー投資について話すのか
投資にはバリュー投資とグロース投資がある。過去十年くらいバリュー投資はグロース投資に比べてアンダーパフォームしている。忌み嫌われているくらい。
先日の雇用統計(失業率)について
昨日雇用統計があって、8月の失業率は8.4%だった。予想は9%くらい。一時14%くらいまで上がったが急速に下がっている。
ウオール街では今年はだめかもあかんなと、年内に失業率10%切る事はないかもと言われていた。しかし8月は急改善していた。
ポイントは、失業率は3.5%くらいだったのがコロナで14%位までスパイクしてまた急激に下がってきている。リーマンショックの時のパターンと全然違うという事。
あの時も10%を超えたが超えるまでが時間が掛かった。10%超えてから下がるまで2、3年かかった。今回はピーンとはねた。
相場の張り方の話
FRBは長期にわたって低金利を維持すると言っている。我々の期待は超低金利を背景に長期にわたって遊べるという先入観がある。
しかし失業率のチャートの戻り方の急激さを見たら低金利がずっと続くチャートじゃないと思った。
今は超低金利を背景にそれに力を得て思いっ切りスペキュラティブな(投機的な)銘柄を全力買いする、豪胆な投資家ほど儲かりやすいマーケットだった。
それがいつまで続くか分からないという話をしている。
グロース投資のスタイルは強気に買い増していくというものだが、もしそれが状況が変わったらどうするかという心の準備をしておいてという話。
明日からバリュー投資をすぐやれという話ではない。
投資スタイルは何種類もある。じっちゃまは投機的な銘柄ばかり勧めると思ってるかもしれないが、いろんなノウハウ、手法を持っている。
投資は何でもできるし、もともとバリュー投資を専門とする会社が初めて務めた会社(アメリカでの)だった。だからバリュー投資の方が得意。
今はグロース投資の方が有利だから話してきたが、状況が変わればバリュー投資をすることもできる。
そもそもバリュー投資とは
バリュー投資の定義
バリュー投資とは、ある銘柄がその内在価値(真の価値、intrinsic value )に対して割安に放置されている瞬間を見計らって投資する手法。
みんながすごく間違える部分としてバリュー投資はマーケットタイミングじゃない、いつ買っても良いと思っていて、出動のタイミングにシビアじゃない事。
個人投資家で自称バリュー投資家は出動のタイミングが分かってない人がほとんど。バリュー投資は付け出しの買いのタイミングでほぼ決まってしまう。
ある銘柄が割安な時に買いに行っているということは、相場の地合いが悪い、株価が駄々下がりしているということ。
その時にふらっと買いに行くと株価が駄々下がりしてやられる。バリュー投資は危機の局面に買う。だからこそチャンスでもある。買値にシビアになってくださいと言いたい。
バリュー投資のメリット
①比較的安定的な投資成績を上げることができる。
②人気に流されない。
②安全の糊代(のりしろ)という考え方がある。それが相場が悪い時に投資家を守ってくれる。
(安全の糊代の考え方については広瀬さんのサイトに書いてあったので以下引用)
こまかいところまで決める必要が無い理由は、アーニング・パワーと同じくらい大事な概念で安全の糊代(Margin of Safety)という考え方をする必要があるからです。
安全の糊代という概念はわかりにくいかと思いますので、たとえ話で説明します。
いま高速道路を走っている場合は法制速度ぎりぎりまで飛ばしてもさほど危険ではありませんが雪が降っている場合やいろは坂のような曲がりくねった道路の場合、防衛運転をするために速度を落とします。
安全の糊代を確保するひとつのやり方は、割高すぎる株に手を出さないということです。言い換えれば、いかに安く買うかということが将来のヤラレを少なくする一種の保険になるというわけです。
もうひとつの安全の糊代は、自分の資金力いっぱいまで欲張って買わないということだと思います。
market hackより
バリュー投資のデメリット
①難易度が高い。財務諸表を縦横に読みこなせるくらいの力がないと無理だと思う。初心者ほど難しい。初心者はグロースの方が成功しやすい。
②今がたまたま割安なのか、万年割安のダメ企業なのかという見分けが難しい。プロでも難しい。
③短期間で投資の成否が分かりにくい。長期にわたって見ないとわからない。言いかえれば胆力というか銘柄を保持し続ける力が必要。
まとめ
既に会社経営した事があるとか会社で営業部長とか財務部長とか重要なポジションで会社を見てきたとか経験豊富な人でないときついかないと思う。
若者がやる投資じゃないと思う。20代の小僧に出来ないと思う。
銘柄の見極め方に関して
ウォーレンバフェットが言っているワイドモートというコンセプトがある。
モートとはお濠。ワイドモートとはつまりお濠が深い、防御力がある企業に投資しないといけないという事。
ワイドモートな典型的な企業の特徴として、
1.事業規模が馬鹿でかい。2.市場占有率が圧倒的に高い。3.構造的な競争優位を持っている。4.太刀打ちできない無形資産(ブランド)を持っている。コカコーラとか。5.ネットワーク効果がある、ユーザーにとって乗り換えコストが非常に高い。など。
例となる銘柄
推奨じゃないけど1つのサンプルとしてJPモルガンがある。
今は株価あんまりさえないが、JPモルガンが儲かってないかというとすごい儲かっている。
投資部門も普通銀行の部門も儲かっている。しかし貸倒引当金が100億ドルくらい計上されている。それが利益を吹っ飛ばしている。
今なぜ銀行セクターが売られているかというと、(バンクオブアメリカとかシティグループとか)本業は儲かっているが貸倒引当金が高水準なのでへこんでいる。
なぜかというと新型コロナで失業率が14.7%まで上がったため、ローンが支払えなくなるという不安から引当金を準備をした。
しかし失業率はするすると下がっている。そうなるとこの引き当ては積み過ぎじゃないと思う。
しかもクレジットカードの利用率が下がっている。どこにも行けないので使う所がなく、返済優先になっている。銀行に期末の預金は増えている。融資は絞り込まれている。
それらの事から今は銀行がずっこける時の状況じゃない。
バフェットの昨今の投資から思う事
この前バフェットが日本の総合商社を買って銀行株を結構売ってたが、何やってんだよという感じ。
ださい。その一方で、去年航空株を仕込んで今年処分したのは正しかったのかも。
航空会社の収益は去年まではすごく良くて稼働率も高かった。ハイベロシティの中から利益を出していくという経営戦略を取っていた。
今はコロナの影響で、 旅行産業は構造的にオーバーキャパシティ(過剰投資ぎみ)になっている。なので航空株の処分に関してはよくわかる。
もっと言うと航空業界はずっとダメダメな業種になるかもしれない。人々の生活様式が変わってしまったので。
しかしコロナ下でもバンキングサービスの方はなくなっていない。今後も必要とされている。
バリュー投資は非常に難しい
経験豊富じゃないとできない。とりわけ難しいのは今だけが瞬間的に悪いのか、構造的に問題を抱えているのかという見極めが難しいという話。
続きます・・・
コメント
[…] 広瀬隆雄さんが前回YouTubeで言っていたバリュー投資のようなやりかたですね。(記事はこちら) […]